プロジェクトについて
私たちは農業ビッグデータの活用に注力しています。
人工衛星やドローン等からのデータを集め、イネ等の収量向上を目指す実践的研究を行い、
土壌や気象などの要因を組み合わせた作物収量の制限要因を明らかにします。
本プロジェクトは、実際に農業に従事する農家の方々のネットワークを構築し、データを提供していただくことで、
データ駆動型農業を実践するためのビッグデータを作ることを目的として立ち上げられました。

プロジェクトの概要

農家ネットワークの形成による
収量・品質応答モデルの構築

農家ネットワークを形成し、収集したデータから作物の収量・品質応答モデルを構築します。迅速な土壌分析手法も開発し、それを入力データに使います。インタラクティブなWebアプリを通じて、農家の仮説とモデルの結果を結びつけ、研究成果をスケールアップします。

農家のデータを自動収集・分析

農家のクラウドデータを活用してデータを自動収集し、分析します。
参画する農家数の増大によって、作物の収量応答モデルによる農家へ提示するレコメンデーションの正確性を向上できます。

収量・品質応答モデル

農家から収集した栽培データや土壌データをインプットに、収量や品質を予測する機械学習モデルを構築します。これをベースに農業者の仮説に基づいて、収量・品質を予測できるため、農家の意思決定支援に利用できます。

ハイスループットな土壌分析手法

この機械学習モデルのインプットデータでも土壌データを迅速かつ低コストに分析するために、近赤外や中赤外のスペクトルデータを組み合わせた解析を行います。これまでACT-Xなどで3,000点の土壌試料を収集していますが、農家ネットワークを通じて毎年数千点のデータを蓄積していきます。

データ共有・解析プラットフォーム

農家ネットワークを形成し、収集したデータから作物の収量・品質応答モデルを構築します。迅速な土壌分析手法も開発し、それを入力データに使います。インタラクティブなWebアプリを通じて、農家の仮説とモデルの結果を結びつけ、研究成果をスケールアップします。

プロジェクトに参加する

私たちは現在、データ駆動型農業の実現のために農家の方々からのデータ提供を募集しております。
農地の耕作状況や収量などのデータや、実際に土壌の土を送っていただくことで
農地の状況を分析いたします。
データ駆動型農業にご興味のある方はぜひ、当プロジェクトにご参加ください。